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コミュニティースペースとしての図書室
「知のサロン」
JR茅野駅コンコースから長い斜路で繋がった市 民館の図書室。特徴のある細長い空間に、土地 の人の日常にも、旅の人の待ち合せにも、楽し みながら気軽に利用できるようにデザインしま した。斜路を行き来する人々には「知のギャラ リー」として、ディスプレイされた本や様々な 情報はもちろん、サロンを利用している人々の
様子や背景の建物や広場、更に遠くの茅野の風
景をも重層した映像を見るようなショーウィン
ドウとなります。サロン的な空間とはいえ、収
蔵書籍の量は多く、また、他の図書館とのネッ
トワークによる貸し出し返却業務、閲覧やワー
クショップなどの活動を支えるための家具や書
架が必要であるため、様々な工夫をしています。 透過度の高い空間の特徴を損なわないよう、書
棚は、鋼板を用い綿密な計画の基に家具の存在
感を極力軽やかにミニマムなデザインをしてい
ます。視線を誘導するため、随所に大小のスリ
ットを設けるとともに、硬い素材をやわらげる
ような形状やパンチング加工によって親しみや
すく、また光や陰、人の動きや周囲の様子をや さしく映し込むような仕上げとしています。
車椅子の動線の確保はもとより、幼児から高齢
者、さらには旅人までもが、それぞれに場を見
つけ時を過ごす生き生きとした人々のいる風景
をつくりだすよう、「人の仕種や活動と人のい
る風景」を重視した「知のサロン」を実現しま した。
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