富山国際会議場
Toyama International Conference Center

 ■竣工年:1999年 ■所在地:富山県富山市 ■建築設計:槇総合計画事務所

空間のコンディションの視覚化
condition  at  here

大小の展示ホールや会議室と中核となる国際会議
場のある施設です。北、東2面は、ガラスカーテ
ンウオールと木格子スクリーンが重層して繊細な
透過性をもち、トップライトからの陽光が会議場
の大壁に映って軽やかで開放的なホワイエ空間と
なっています。私達は、ホワイエをはじめ全体の
カラーコ−ディネイトとカーペットデザインや家
具、ファブリックデザインなどを担当しました。
インテリアデザインで最も特徴的なことは、空間
構成要素として大きな面積を占めるカーペットと
二次的なものとして捉えられがちな家具を同等に
捉えているところにあります。特に国際会議場ホ
ワイエのカーペットと家具は、全く同時にデザイ
ンしていて、構成部品のモジュールなどから、共
通の単位を導き出して級数的なパターンを設定し
ています。濃く重い色から明るく軽やかな色へ、
重量感のあるボリュームや形から軽快でシャープ
な形へ、硬質な素材から柔らかい素材へ、構成部
品の集合度合の密から粗へ、建物の閉じた中心部
から外部への解放、という具合に段階的な階調を
もって変化し、外部環境や建築の空間特性をより
視覚化しました。インテリアエレメントもサッシ
ュや壁天井等と同様の空間組織であるから、その
ありようは「その場の状態-condition at here」
を同様に注意深く捉えることで必然的に建ち現れ
てくるのです。そして更に身体に触れる家具とし
てのスケールや肌触りといったディテールを加え
ると、ホワイエで体験する時間や空間への体感覚
を高め、記憶に刻むことができるのではないかと
考えたものです。

 







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