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空間のコンディションの視覚化 condition at here
大小の展示ホールや会議室と中核となる国際会議 場のある施設です。北、東2面は、ガラスカーテ ンウオールと木格子スクリーンが重層して繊細な 透過性をもち、トップライトからの陽光が会議場 の大壁に映って軽やかで開放的なホワイエ空間と なっています。私達は、ホワイエをはじめ全体の カラーコ−ディネイトとカーペットデザインや家 具、ファブリックデザインなどを担当しました。
インテリアデザインで最も特徴的なことは、空間 構成要素として大きな面積を占めるカーペットと 二次的なものとして捉えられがちな家具を同等に 捉えているところにあります。特に国際会議場ホ ワイエのカーペットと家具は、全く同時にデザイ ンしていて、構成部品のモジュールなどから、共 通の単位を導き出して級数的なパターンを設定し ています。濃く重い色から明るく軽やかな色へ、 重量感のあるボリュームや形から軽快でシャープ な形へ、硬質な素材から柔らかい素材へ、構成部 品の集合度合の密から粗へ、建物の閉じた中心部 から外部への解放、という具合に段階的な階調を もって変化し、外部環境や建築の空間特性をより 視覚化しました。インテリアエレメントもサッシ ュや壁天井等と同様の空間組織であるから、その
ありようは「その場の状態-condition at here」 を同様に注意深く捉えることで必然的に建ち現れ てくるのです。そして更に身体に触れる家具とし てのスケールや肌触りといったディテールを加え ると、ホワイエで体験する時間や空間への体感覚 を高め、記憶に刻むことができるのではないかと 考えたものです。
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