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『AIR』INFURUENCE/作用する家具
テレビ朝日新本社屋のためにデザインした家具や カーペットです。本社屋は企業の姿勢を表す最も 大きな存在感を示すものであり、企業内外の人々 が身近に関わりをもつインテリアや家具のあり方 もまた、イメージの重要な要素であります。デザ インをすすめるにあたっては、 建築設計との密 度の高いコラボレーションの過程をとおして、 「情報」という最も重要で確かなものを発信する 放送局であるということをふまえて、[ON AIR] をキーワードとし、実体が在るようで無いようで 不可視ではあるが、常に活性し流動的で形の固ま
らない常に新しいもの(空気、気流、水、流れ、
雲、霧…)を表現の軸においてデザインしたもの です。ガラスを多用した一連の家具は、透明で大 胆な建築空間で、様々に活動する人々の活気ある 風景を浮かび上がらせることを主眼においていま す。ガラス素材がもつ物性としての力強さを引き 出し、同時に透明感と緊張感をより高めながらも 人々の感覚との呼応する関係を生むような機微に 富んだ表情豊かで軽やかな存在であることを意識 しています。いずれの家具も主構造をガラスで構
成し、繊細なタペストリーパターンを施している。
これにより、重層するガラスの表情は、行き来す る人の視線の移動に反応して緩やかに変化し、関 わりをもった人の感覚にさまざまに作用すること になります。また、放送局という一瞬たりとも休 むことのない企業のイメージを、家具でありなが らも、不夜城の大空間の中で一連の光のオブジェ 『AIR』として、活動中であることを表現するこ とも重要な役割であると考えました。空間を構成 する重要なアイテムとしてのカーペットデザイン においても、『AIR』をキーワードに人々の感覚 に何か作用をもたらすことを主眼に置いてデザイ ンしたものです。 |