テレビ朝日  tv asahi

 ■竣工年:2003年 ■所在地:東京都港区(六本木ヒルズ) ■建築設計:槇総合計画事務所

『AIR』INFURUENCE/作用する家具

テレビ朝日新本社屋のためにデザインした家具や
カーペットです。本社屋は企業の姿勢を表す最も
大きな存在感を示すものであり、企業内外の人々
が身近に関わりをもつインテリアや家具のあり方
もまた、イメージの重要な要素であります。デザ
インをすすめるにあたっては、 建築設計との密
度の高いコラボレーションの過程をとおして、
「情報」という最も重要で確かなものを発信する
放送局であるということをふまえて、[ON AIR]
をキーワードとし、実体が在るようで無いようで
不可視ではあるが、常に活性し流動的で形の固ま
らない常に新しいもの(空気、気流、水、流れ、
雲、霧…)を表現の軸においてデザインしたもの
です。ガラスを多用した一連の家具は、透明で大
胆な建築空間で、様々に活動する人々の活気ある
風景を浮かび上がらせることを主眼においていま
す。ガラス素材がもつ物性としての力強さを引き
出し、同時に透明感と緊張感をより高めながらも
人々の感覚との呼応する関係を生むような機微に
富んだ表情豊かで軽やかな存在であることを意識
しています。いずれの家具も主構造をガラスで構
成し、繊細なタペストリーパターンを施している。
これにより、重層するガラスの表情は、行き来す
る人の視線の移動に反応して緩やかに変化し、関
わりをもった人の感覚にさまざまに作用すること
になります。また、放送局という一瞬たりとも休
むことのない企業のイメージを、家具でありなが
らも、不夜城の大空間の中で一連の光のオブジェ
『AIR』として、活動中であることを表現するこ
とも重要な役割であると考えました。空間を構成
する重要なアイテムとしてのカーペットデザイン
においても、『AIR』をキーワードに人々の感覚
に何か作用をもたらすことを主眼に置いてデザイ
ンしたものです。







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