リアスアーク美術館

竣工年:1994年
所在地:宮城県気仙沼市
建築設計:早稲田大学石山修武研究室

掲載誌
新建築 1994年10月号
GA Japan 08

美術館の全長60mのロビーに貫入した幅1.8mの家具は、前庭空間から建物の中を貫通してガラスの展望室へと続いている。1.8mの幅で床に高低差を設けることで、人々の活動や身体を支え、行為をゆるやかに規制するとともに、受付案内カウンター、ミュージアムショップレジカウンター、電話コーナー、自動販売機コーナー、ビデオ視聴コーナー、ロビーベンチ、展望室誘導手すり、展望ベンチなどの様々な機能を集約した一連の造形物とすることにより、吹抜けロビー空間を成立させる「場」を提供する装置となっている。